2010年11月30日火曜日

ホリエモン月間

ホリエモン月間と銘打って、拝金と君がオヤジになる前にを読んでみての感想。
まずは拝金。小説として面白いのはもちろんなんですが、
ビジネスで成功するエッセンのようなものが至るところで垣間見れた。

・在庫を持たないこと
・利益率

このあたりは文書を読めばでてくるのだが、この本はホリエモンが事業を拡大してきた経験を
いわば自叙伝のような形で砕いて記している点に最も価値があるのではないか。
アイデアだけで勝負しているメディア系のベンチャー企業は数え切れないほどある。
しかしながら、売上規模で10億円程度で踊り場、という会社がほとんど。
ライブドア規模まで大きくなった会社はほとんど無く、
片手間にホリエモン氏を批判するのは簡単だが、誰も彼のような価値を
市場に対して示せてはいないのが現実。

また、ホリエモン氏の著書に共通する内容として、
敢えて空気を読まない発言、というものがあると思う。
周りに配慮しない分、大人気ないと取られがちなんだろうけど、
読書からすると、逆にとても気持ちいい。
あぁ、これこれ、という感じ。






将来を考える上で、大いに参考になる本でした。

2010年11月26日金曜日

全ては自分の力不足から

最近、新しい環境にも慣れてきたので、仕事の進め方に対して思うところもでてきた。
『そんなことして意味ないじゃん~』
『え、まじでそれやるんですか?』
みたいなこともたまーに発生している。
でも、心の中でつぶやいてみても、結局は何も変わらないんだよなぁ。

意味が無い理由をしっかりと説明しなければならないし、
作業自体が無駄な理由をしっかりと説明できなければならない。
ただ単に説明するのではなく、無駄な理由・意味の無い理由を
添えての説明が必要なのである。

これが以外と難しい。
自分自身が分かっていることを、体系つけて他人に説明すること、
これって意外と難しいなぁ~と感じています。
なんで、そんなことも分からないの?と上司には
間違ってもいえませんので。
分かってもらうには、分かってもらう努力、つまるところ、
結論と結論に対する根拠をしっかりと説明する力をつけていかないと。
世に言うコミュニケーション能力とは、人と話すこと意外にも、
自分の思っていることを原因と結果を踏まえて他人に説明する力、
こんな点も大いに含まれているのだと思いますねぇ。

2010年11月18日木曜日

グルーポン系についてちょっと考えてみる

ここ半年位はグルーポン系のサービスが日本のネット業界を
盛り上げているなぁ、と遠巻きに傍観していたんだけれど、
今後どうなるかという点について、自分でも考えてみたい。
誰もが思っているだろうが、現在ある100社程度は
関東関西圏で大手5社程度に集約され、それ以外の地方では、
ローカル色の強い会社が2から3社程度+大手という状況になるだろう。
このあたりまでは巷でよく言われていること。

で、上位5社のうちで、業界ナンバーワンとなるのはどこの会社だろうか?
グルーポンは人員の拡大で一気に業界を制圧しようとしているし、
リクのポンパレは遅まきながら、マス広告等を多用し、
巻き返しを図ろうとしているのがみえる。
PIKU,カウポンはちょっと独自路線を行き始めたように思うので、
実質はポンパレとグルーポン2社の戦いになると思う。

では、この戦い、どちらが勝つのだろうか?
グルーポンが勝つとしたら、その要因はなんだろう?
営業力にまかせて一気に制圧!(位しかシナリオが思いつかない)。
ポンパレは営業力という面ではグルーポンとタメを張ると思うし、
資本力やノウハウにかけても、グルーポンよりも上手なんじゃないかと。
ここまでだと、ポンパレの圧勝か?と思ってしまうんだけれど、
グルーポンには見えない勢いがあると思う。
勝負に勝つのは勢いがある方、というのが私の見解。

長文になり、だらだら書いたけれど結局根拠は勢いか・・・
実際ビジネスなんかそんなもんなのかもしれないですね。。。
自分の論理構成力の無さに愕然として、終了。

2010年11月16日火曜日

日本の大企業と外資系企業との違いについて考えてみる

11月13日の土曜日に


というセミナーに参加してきた。ビズリーチの南社長は知っていたけれど、
ザッパラスの平井社長のことは知らなかった。当初の目的は、
南社長の下記のテーマを最も楽しみにしていたのだけれど、

『楽天イーグルス&ビズリーチの新規事業立ち上げ秘話』
~新規事業を立ち上げるために一番大切なこと~

もっと重要な気づきがあった。

それはザッパラス平井社長のお話の内容だった。
平井社長の経歴は、華やか
で三菱商事→BCG→ディズニー→オリコン→現職というものだが、
彼の話を聞いていると、常に物事を俯瞰しているなぁと強く思ったのだ。
もっと分かりやすい話で言うと、常に最も高いレイヤーから事業を眺めているのだ。
(社長だから当たり前というわけではないと思う)
これは外資系コンサル出身の人に特有な感じを受けている。

ブログのタイトルに、日本の大企業の外資系企業との違いについて
考えてみる、と書いてみたのだが、日本の、特にメーカの方などは、
細かい点にばかり目が行っているような気がするんだよなぁ~。
こだわりというものはものづくりの原点であることは
間違いがないのだけれど、やっぱり物事を大きく見ていなければ、
事業の将来や会社の将来は描くことが難しいんじゃないかなぁと思います。

私の周りの極わずかな方々をサンプルにとりあげての仮説なので、
外している可能性も高いとは思いますが、備忘録かわりに。