2010年8月19日木曜日

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか



日本企業特有の強みのようなものはどんどん失われて
成果主義を突き詰めていった結果が現代なのだろうか。
私はいわゆる現代っ子の世代なので、1980年代の
会社がどのようなものだったかは、直接は知らないけれど、
映画や本などで見たり聞いたりすると以下の感じ。
・社員が家族同然の付き合い方をしている
・お互いが気遣いをしあい、みんなの仲が良い
・親分型の部長みたいな人がいて、みんなを協力にひっぱる
・失業に対する不安はほぼない
・給料は自動的に上がる

こんな感じでしょうか。
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか、読むと
現代の会社組織が抱える問題点とその問題が発生した理由、
そして問題の解決策までが、結構細かく書いてある。
でも、一つ一つの内容は難しいので、すぐには腹に落ちてこない。
そこで、実際の会社の事例研究として、google,サイバーエージェント、
よりた歯科さんの事例が登場する。

どの会社にも共通するのは、働いている人が自分の会社に誇りを持っている、
ということだと思う。サイバーエージェントは特にこの部分の記載が多く、
社員が誇りを持てる会社を作るための取り組みのようなものを
行っているらしい。これはスバラシイことだと思う。

社員同士が協力できる職場は、組織的な力があるということで、
強い会社になっていくと思います。私は関係ない、というスタンスではなく、
主体的に物事に取り組んでいこうとこの本を読んで思いましたね。

2010年8月12日木曜日

2004同期旅行@御宿ビーチサイド

今年は諸事情で、同期旅行にいけなかったなぁ~。
行きたかったけど、残念。



同期というのは、不思議な関係で今でも結構頻繁に
連絡をとって会ったりしている。新卒7名のうち、
5名はそのまま働いており、私含めた2名は別の道に。
どっちがいいかは、プロコンなんだけれど、
私は広い視野を持てている分、転職してよかったと思っている。
これからの時代、大手企業を除き、ますます流動化していくものと
思われる。なので、自分の強みを残しつつ、
どんな状況にも対応ができるようになっていなければならない。




江戸時代末期と同様に、いつ明治維新が起きても
動ける準備をしていなければいけないんですよね。
でも、現状に追われて準備ができないんですよね。
うーん、もどかしい。

2010年8月9日月曜日

スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る



先週の金曜日に会社の図書コーナーから拝借した本、
週末に時間があったので、一気に読みました。
もうお馴染みのスープストックの起業本です。
元々著者は商社で情報システムの仕事をしており、
ケンタッキーに出向し、外食産業に深くのめりこんでいったようです。

スープストックが、ペルソナマーケティングをした企業だということは
なんとなく知っていましたが、かなり詳細まで設定をしていた点は
参考になりました。また、傍から見ていると、順調に業績を拡大したのかと
思いきや、売り上げが上がらない時期もあったということ。
夏はスープが売れないことや、出店にも失敗を重ねて
今のスープストックが出来上がったということ、
これ一冊でスープストックの歴史を知ることができました。

社長の遠山さんは本で読む限り、かなり個性的な方のような気がします。
個展を開いたりということは、なかなか普通のサラリーマンでは
できませんからね。

なので、スープストックは企画以上に遠山社長の個性が
事業を成功させる要因だったんじゃないかなぁと思いました。
人と同じことをしても成功しない→遠山社長が人と違うから成功した。
こんなまとめでしょうか。
ベンチャー企業は勤めてみて初めて分かりますが、
外からみているより、中で働くのはずっとずっと大変です。
そんな時期を乗り越えてきている分、厚みがまして
これからも美味しいスープを提供してくれるでしょう。
スープストックのカレーが食べたくなりましたので、
表参道のエチカで食べて帰ろうかと思います。

2010年8月3日火曜日

検索はするな



ワイキューブの安田社長の著書、『検索はするな』を読んでいます。
検索をする≒自分の頭で考えない、という意味で使っており、
もっと分かりやすいタイトルにすると、自分の頭でより深く考えろ、
というような感じでしょうか。

ちくわの穴の存在意義について考えたり、ドーナツの穴と竹輪の穴の違いについて、
考えたりと、哲学風なところも多くとても読みやすいです。
この本が指摘するように、現代人の多くは処理しきれない情報を浴びており、
それを無意識のうちに必要・不必要に振り分けていると思う。
なので、一つの物事について深く深く考える機会は減っているんだろうなぁ。

すぐにでも実践できるかも、と思ったアイデアが紹介されていた。
私も考えることが苦手というか、それほど得意ではないので、
ちょっと真似をしてみたいんですが、それは蒸篭と蝋燭をつかうこと。
これにより、何もしない時間を無理やり作り出して、その時間に
物事を考えてみてはいかがだろうか、というものです。
意図的に時間の流れをコントロールする良い方法ですよね。

田舎にいくと、時間の流れがゆっくりなので、リフレッシュできた~
という感想を良く聞きますが、自宅にいてこれが体感できるんでしょうね。
早速、今週末にでもやってみようと思います!